嫌われ松子の一生
株主総会の後、ふらっと新宿に立ち寄って、コマ劇のあたりを散歩してたら、「嫌われ松子の一生」の看板にふっと目がとまった。時間帯をみると、第二回放映時間の10分前。「座れます」と書いてある。
・・・・なんか、誘われているような気がして、ふらっと入ってみた。原作を読んでるので、わざわざ映画観るのももったいないかなあ・・・と思ったのだが。
観て、大正解!!
原作の雰囲気と大分違うので、賛否両論あるかもしれないけど、私的には映画の方が好みだな。
この話、真面目な優等生タイプの普通の女性が、ちょっとした歯車の違いで人生を転落させていくというお話である。付き合う男、付き合う男がダメ男ばっかりで、最後は醜く太ったまま、殺されてしまう、という、悲惨なお話。
この重厚なストーリーを、映画版は、軽い笑いとポップな音楽をからませながら、小気味よいテンポで描いている。
だから、かえって泣けてくるんだよね。
「私って松子じゃん・・・」
死ぬほどダメ男が嫌いな私ですらも、松子に共感してしまった。最後に飲み過ぎ食い過ぎで引きこもってしまうとこなんか、私そっくりだ(笑)。
女には、誰でも松子みたいなところはあるんじゃないかなあ。
原作では、松子に共感することはなかったけど、映画は心の底から共感できた。最後の方なんか、思わず泣いてしまったよ・・・。
監督の中島哲也さんは天才ですな。
あまりにも感動してしまったので、帰ってきて早速「下妻物語」(中島監督の前回作)のDVD借りてきた。松子のようにビールとおつまみむさぼり食べながら観た(笑)。この映画も最高だった。友情ってすばらしい!
いや~やっぱり中島監督は天才ですな。しみじみ。
全体的に軽いノリではあるんだけど、キャラクターのたて方がしっかりしていて、それぞれの人生がきちんと描かれている。だから軽さが嫌味じゃない。アニメを使ったりして、いい意味での「大嘘」を効果的についている。一番面白かった時代の漫画を読んでいるような、爽快な気持ちになれるよ。
これから中島監督の映画は全部観るつもり。次回作が待ち遠しい。
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