国家公務員は今が狙い目?
図書館にいくたび、空いている新聞をなにげなく読むのが習慣になっている。今日、気になる記事を発見。
「『国のため』気概失う若手官僚」。
産経新聞のシリーズ連載「やばいぞ日本」の今日の記事。東大法学部出身の国家公務員採用者が質量ともに年々減少しているという話である。(以下引用。)
東大法学部出身の国家公務員採用者が、過去15年で140人から60人へと激減しているのだ。量だけではない。質の面でも事態は深刻という。10年前までは東大法学部の各年上位100人はほとんどが国家公務員になると言われた。しかし、現在の上位100人の多くは外資系企業や弁護士などに流れ、公務員は皆無に近いそうだ。
・・・・・・・。
140人から60人・・・半分以下。
・・・・・・・・・・・・・・。
もうね、情けないというかなんというか。
国家公務員を辞退する東大生ではなく、霞が関の人事担当が情けない。
優秀(?)な東大卒の志望者が集まらなくなったのは、最近の騒動で官僚がクソミソに叩かれているのが原因だろう。
本来、国家公務員というのは「国家のために命がけで働く」という、滅私奉公に近い仕事なのだから、時流の如何で志望動機がコロコロ変わったりしちゃいけないものだと思う。
ところが、志望者が激減してしまった。これが何を意味するかというと。
今までは、東大卒で国家公務員になる人というのは、「国家公務員がエリートの最先端だから」→「みんなから尊敬され、うらやましがられる存在だから」という、しょーもないモチベーションによってのみ志望していた人が多かったということだ。
つまり、霞が関の人事担当者は、長~い間、「うらやましがられる存在だから」程度のモチベーションの東大卒をホイホイ採用していたということである。役所がそんなヤツらの巣窟じゃ、そりゃ~不祥事も起こりますよ。
それを、人事のプロが今まで見抜けなかったというのが何よりも情けない・・・。
ちょっとホっとしているのは、この文章をよく読むと、「上位100人の多くは外資系企業や弁護士などに流れ」と書いてあるところ。「多くは」と書いているということは、わずかにでも優秀な東大卒が国家公務員に流れているということだ。
今、国家公務員を志望するという人は、いい官僚になるんじゃないかな~。逆風にある時にこそ志望する、というのは、本物の使命感を持っているということだ。
国家公務員は減らす方向にあるとはいえ、一人もいなくなるということはあり得ないし、いなくちゃならないと思うので、今こそ官僚は狙い目かもしれない。特に、地方にいる優秀な人材にとっては、官僚を目指すいいチャンスだと思う。
霞が関の人事担当者も、現状を嘆いてばかりじゃなく、少しは前向きな気持ちでいたらどうなのでしょうか。
だいたい、己の人を見る目のなさが巡り巡って官僚の不祥事を招いたのだから。神様がそれを見かねて、わざわざ「本物の志」の人物を見分ける機会を与えてくださっている、くらいの謙虚さを持ってほしいよ。
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コメント
しかし弁護士に流れる、ねぇ・・・弁護士も最近じゃ余ってるって噂もあるからなんか複雑ですね。
投稿: ゆざいちょ | 2007年11月20日 (火) 22時24分
>ゆざいちょさん
今までは「イソ弁」(居候弁護士)という言葉がありましたが、最近は「ノキ弁」(軒下弁護士)という言葉があるらしいですね。給料ももらえず、事務所に机を構えて仕事を覚える立場の弁護士らしいですが。いやはや・・・。
投稿: 小福 | 2007年11月21日 (水) 21時06分